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板橋・中台小近くに「KJ COFFEE」 亡き父の思いを継ぎ出店

店主の何千恵さん

店主の何千恵さん

 「KJ COFFEE(ケージェーコーヒー)」(板橋区中台1)が2月1日、常盤台四丁目交差点にオープンした。近くには中台小学校や中台郵便局がある。

千恵さんが世界中で出合った本を集めた棚

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 店名の「KJ」は、店主の何千恵(か・ちえ)さんが社長を務める「キンジワークス」の頭文字を取ったもの。キンジは千恵さんの亡き父・欽治さんの名前。

 千恵さんは高校までを実家近くの学校で過ごしたが、家と学校以外に落ち着ける場所がなかったことと、欽治さんが亡くなる前にコーヒー店を開こうと思っていた。亡くなった欽治さんはいつも「地元に世話になっていたので恩返しがしたい」と言っていたという。千恵さんは欽治さんの後を継いだが、それ以前は大手コーヒーチェーン店に就職する予定だった。社員全員が、千恵さんが継いだ会社に残ってくれたことで、亡父の念願でもあった「KJ COFFEE」オープンへ向けて、再び動き出すことができたという。昨年9月に準備を始めたが、店舗の立ち上げや運営は初めてだったため、手探りだったという。千恵さんは「相談した皆さんが、手を貸してくれて店をオープンすることができた。『借りた恩は返さなくていいから、周りに返していきなさい』と言われたので、地元の人が気軽にあいさつしに寄ってくれるような居心地のいい店にしたい」と話す。

 コーヒーは、初めて飲んだときに千恵さんが衝撃を受けたという「ONYX COFFEE LAB(以下、オニキス)」の豆を中心に提供し、食事のメニューは中目黒の紹介制レストランのシェフが監修している。オニキスは、数多くのバリスタチャンピオンを輩出しており、今年は「世界のコーヒーショップベスト100」のナンバーワンにも選ばれたアメリカのコーヒー店。そこからスペシャリティコーヒーを20種類ほど仕入れているという。

 冷たいミルクの上に熱いエスプレッソを抽出する「KJダーティー」(700円)や、オニキスのチョコレートパウダーを使った「KJチョコレート」(700円)などがあり、アボカドトースト(850円)、エッグベネディクト(800円)などの軽食やフィナンシェ(400円)、ワッフル(550円)などのデザートもそろえる。

 千恵さんは「まだ試行錯誤の段階で、メニューもこれから変わっていくかもしれないが、ダーティーコーヒーはまだ日本では珍しく、オニキスの取り扱いも日本で一番多いかもしれないという自負がある」と話し、「コーヒーやインテリアへのこだわりはもちろんあるが、『よっ』とあいさつするだけでも気軽に立ち寄れる場所になっていければ」と意気込む。

 営業時間は8時~20時。

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