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いたばし花火大会の守り神 伝統のてるてる坊主に晴天祈願

11年前から引き継がれている縁起物のてるてる坊主

11年前から引き継がれている縁起物のてるてる坊主

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 8月5日の開催に向け、着々と準備が進む「第58回いたばし花火大会」で、大会担当者に代々受け継がれてきた伝統のてるてる坊主が、大会当日の晴天への祈りを込めて、花火大会の会場となる荒川河川敷につるされた。

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 都内最大の尺五寸玉の打ち上げ花火や、関東最長級となる700メートルの「大ナイアガラの滝」など見どころも多く、毎年たくさんの人が訪れる同花火大会。都県境変更を行ったことを記念して、1952(昭和27)年から、交通事情の悪化により中止された年もあるものの、荒川を挟んで対岸の戸田市と同時開催を続けてきた。

 何度か荒天により順延したこともあるが、1991年の第33回大会以来、花火大会の担当者を悩ませる「ゲリラ豪雨」にあたることなく、20年以上も好天に恵まれている。

 会場に用意された「てるてる坊主」は、11年前の担当者が当時、好天と安全な運営を祈って手作りしたもので、以来縁起をかついで引き継がれてきた。毎年、その年の担当者の思いやお礼の言葉が書き入れられている。

 会場にてるてる坊主を設置した、板橋区産業経済部くらしと観光課の職員は「このてるてる坊主をつるすと、不思議と不安が消える。今年も、そしてこれからも花火大会を見守ってくれると信じている」と話し、花火大会の成功に期待を寄せる。

 花火大会は19時~20時30分。荒天の場合は翌6日に延期される。

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