東京家政大学博物館(板橋区加賀1)で10 月13日、特別企画展「西洋服装史II-スタイルとディテイルー」が始まった。
同大服装史研究室所蔵品を中心とした18世紀後期から20世紀初期のヨーロッパにおける女性服を年代順に並ね、ヨーロッパ女性のファッションスタイル(様式)が時代とともに多様に変化していく様子を分かりやすく展示している。
同展では、西洋服装史のスタイルの変化だけでなく、各時代の技術が反映されたディテールにも着目。実物資料の展示により、当時の細やかな手仕事から成る装飾や縫製も見どころになっているという。
実物資料と同時代のファッションブックも展示。当時の鮮やかなイラストで西洋のファッションシーンを見ることができる。
講演会「創られる身体、ファッションの野望」(11月5日)、学芸員による展示解説「ギャラリートーク」(10月17日・28日、11月9日)などの関連イベントも予定。10月20日・27日・29日、11月10日には「クリノリン・スタイルのスカート」着装体験も行う。クリノリン・スタイルとは、19世紀のヨーロッパで流行したスタイルで、スカート部分が大きく膨らんだもの。サイズは大人用と子供用を用意する。関連イベントは全て参加無料、申し込み不要。
開館時間は9時30分~17時。日曜・祝日休館(23日は学園祭のため開館、翌24日は休館)。入館無料。11月27日まで。