板橋区の高島平団地などの周囲を走る「第42回板橋区・高島平ロードレース大会」が10月15日、旧高島第七小学校裏を発着点にして開催された。
同大会は、昨年の「第41回高島平・日刊スポーツロードレース大会」を最後に以後の開催を未定としていたが、伝統ある大会の継続を望む要請が区や関係各方面から届き、検討を重ねた結果、新たな体制の下で「板橋区・高島平ロードレース大会」として継続することとなった。今後は板橋区体育協会と板橋区陸上競技協会が主催する。
同大会では高島平団地の周囲を回る日本陸上競技連盟公認5キロ周回コースを、一般のランナーはもちろん、大学の陸上選手や実業団などの国内トップアスリートが走る。会場へのアクセスも良く平たんで走りやすいコースとして知られ、箱根駅伝のシード校の出場選手ら大学生が本番前の調整として多数参加するのが特徴にもなっている。
5キロ、10キロ、20キロの3種目には区内外から1459人の選手がエントリー。数日前から続く雨の中でのレースとなったが、20キロの部では東海大の川端千都選手がゲストランナーの川内優輝さんを振り切り1位でゴールする力走を見せた。
主な優勝者は、20キロ大学男子の部=川端千都選手(東海大、59分30秒)、20キロ一般男子の部=大石賢選手(稔ヶ丘高教員、1時間13分5秒)、20キロ陸連登録男子の部=井上直紀選手(1時間2分56秒)一般女子の部=牧野絵里子選手(1時間26分56秒)、登録女子の部=廣瀬光子選手(1時間14分43秒)。悪天候にもかかわらず、10キロ男子50歳代の部の福田健選手(埼玉滑川走友会)、5キロ高校女子の部の増渕佑香選手(錦城学園高)が大会新記録を更新した。