都営三田線高島平駅東口の高架下広場で5月28日、「高島平マルシェ」が開かれた。
同イベントは同駅の高架下広場が会場になっているため、改札口を出てすぐの立地でもあり、雨天時も開催できることなどが強み。4回目となる今回は同時開催のイベントが無いため、広場いっぱいに高島平内外の飲食店や雑貨店など、前回よりも倍近い約30店のブースが並んだ。
この日は一日じゅう天候に恵まれたこともあり、家族で来場する姿が多く見られた。昼時には目の前で作られるパスタや窯焼きのピザ、タコスなど飲食店はどこも行列ができた。
大阪から出店した自家焙煎(ばいせん)コーヒー店の店主は「2回目の参加で、前回は高島平近くに住む同級生と偶然再会した。大阪の店と知ってブースに立ち寄ってくれる大阪出身の人もいて、意外と高島平に大阪の人がいるのに驚いたが、アウェーな感じがしないので来るのが楽しい」と話す。
前回も好評だったワークショップコーナーは、アロマバスソルト作りやチューブブレスレット作りを楽しむ子どもたちや親子でにぎわった。高島平商店会のキャラクター「高島ライダー」も登場し、会場のあちこちで撮影に応じ、子どもたちを喜ばせていた。
地元の商店街である高島平商店会の田中会長は「高島平といえば高齢化ばかり取り上げられるが、若い人たちがこんなにイベントに集まって来てくれる。実行委員会の若手メンバーが高島平におしゃれな風を入れてくれてうれしい。高島平マルシェは、これからもいい方向に進化していくのでは」と期待を込める。
次回は、同商店会の歳末福引セールの時期に合わせて開く予定。