
高島平団地2-26-3号棟前広場(板橋区高島平2)で9月29日、「パーソナルモビリティでラクラクおでかけ体験」が行われた。主催はUR都市機構。
高齢者の足としても期待される次世代EVモビリティーのイーパレット
集会所では、大東文化大学(高島平1)飯塚研究室の学生による「高島平ゆめのまち産学連携プロジェクト」の研究成果のプレゼンテーションも同時に行われた。
高島平団地の地域モビリティーの課題に関連し、トヨタモビリティー東京は、3輪タイプの小型電動モビリティーで立ち乗りタイプの「シーウォーク ティー(C+walk T)」や座り乗りのできる「シーウォーク エス(C+walk S)」の試乗体験のほか、ウェルキャブと呼ばれる福祉車両、シャトルバスの運用としても期待される次世代モビリティー「イーパレット(e-Palette)」も展示した。
ウィル(WHILL)は電動近距離モビリティー「ウィル」の試乗体験を行った。試乗を終えた高島平在住の70代女性は「今は自転車に乗って移動している。生活環境が変わった時に便利そう」と話していた。
走行のサポートやアンケートなどのボランティアで試乗会に関わった同大生の水野真(しん)さんは「高齢者という大きな主語だけではなく、その方の足や腰の状態によってモビリティーに対する『便利』の捉え方が異なっていたのが印象的だった」と振り返る。