
居酒屋「焼鳥どん ときわ台店」(板橋区南常盤台1)が8月5日、ときわ台駅南口徒歩1分の場所にオープンした。
店の名物になっているという鶏の煮込みはトッピングでアレンジもできる(写真提供=焼鳥どん)
「焼鳥どん」(豊島区)共同代表の日垣宏章さん・直也さん兄弟は、インフルエンサーとしても知られる。1店舗目は板橋駅の近くにあったが、現在は西巣鴨に移転。荻窪店、駒込店の直営店のほか、全国にフランチャイズ店として規模を拡大している。
フランチャイズ店となるときわ台店。店主の平山要嗣(よしつぐ)さんは、もともと子どもと触れ合える仕事として保育士を目指していたが、アルバイト先のファミリーレストランで「保育士でなくても子どもと触れ合う仕事はできる」と気付き、ホテルの専門学校へ進学。ペニンシュラホテル、パレスホテルのキッチンなどを経て、飲食業界へと進んだ。海鮮丼のテイクアウト店「丼丸」や居酒屋「串カツ田中」とフランチャイズ契約を交わし、運営していたが、が、コロナ禍に平山さんの母が経営していた葬祭の人材派遣・ケータリングの会社を手伝っていた。繁忙期と閑散期の差が大きく、安定収入や人手の融通を利かせることができると考え、「焼鳥どん」の開業を決めた。
ホテル業界や経営などの経験を重ねてきた平山さんは「食事は、場所と料理が似通っていれば、レベルは大体同じ。接客でおいしさが変わってくる」とサービスの大切さを話す。注文はセルフモバイルだが、頼む量が多いと思ったときには確認に行くことや、カトラリーを落とした際などは、言われる前に持っていくなどの気遣いが大事だという。将来の夢が子どもと触れ合う仕事だった平山さんは「居酒屋だが、禁煙であり、子連れも入りやすい店を目指したい。ぜひ親子で来てほしい」と呼びかける。
メニューは、鶏の煮込み(599円~)、自家製つくね(1本170円)、「自家製タルタル玉子」(369円)、「焼鳥どんのTKG」、焼酎をシャーベット化したシャリ生レモン(以上499円)など。席料は1人190円。
営業時間は17時~24時(土曜・日曜・祝日は12時~)。