見る・遊ぶ

日テレ・ベレーザ、浦和に0-1 ホーム最多3000人超の前で今季2敗目

日テレ・ベレーザのスターティングイレブン(写真提供=WE リーグ)

日テレ・ベレーザのスターティングイレブン(写真提供=WE リーグ)

  • 0

  •  

 女子プロサッカー「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」が8月24日、2025/26SOMPO WEリーグ第3節で浦和レッズレディースとホーム「味の素フィールド西が丘」(北区西が丘)で対戦し、0-1で敗れた。入場者数は、WEリーグでのホームゲームで最多となる3137人を記録した。

かつてのチームメイトから激しいマークにあう塩越柚歩選手(写真提供=WE リーグ)

[広告]

 昨季女王の日テレ・ベレーザと、リーグ優勝2度を誇る浦和との注目の一戦。昨季途中まで浦和を率いた楠瀬直木監督、浦和の中心選手だった塩越柚歩選手、猶本光(なおもとひかる)選手にとっても負けられない古巣との戦い。試合前のスタメン発表で塩越選手の名前が呼ばれると、浦和サポーターからは大ブーイングが飛んだ。

 試合は開始4分、浦和が先制。日テレ・ベレーザは、相手コーナーキック(CK)のこぼれ球処理での隙を突かれ、丹野凜々香選手にゴールを許した。14分には浦和が追加点のチャンスを迎えるが、GK野田にな選手が好セーブで防ぐ。すると日テレ・ベレーザも反撃開始。18分に塩越選手のミドルがクロスバーをかすめると、続く21分には、CKから村松智子選手のヘッドがクロスバーを直撃。43分には浦和が先制点同様DFの隙を突いてネットを揺らしたが、これにはオフサイドフラッグが上がった。

 後半は、日テレ・ベレーザが主導権を握る。JFA・WEリーグ特別指定選手に認定されたばかりの伊藤琴音選手(山梨学院大3年)が54分、左からのクロスを思いきり振り抜くも枠を越える。終了間際には、青木夕菜選手のパスを受けた氏原里穂菜選手が右足で狙うが、わずかに左へ外れた。日テレ・ベレーザは激しい攻防の末最後までゴールを割れず、0-1で敗北。開幕から1勝0分2敗、8位と苦しいスタートとなった。

 楠瀬監督は試合後、「惜しいシーンが決まらないというのは何かが足りていないわけなので、そこはやはり淡々と毎日を積み重ねないといけない」と話した。古巣相手にフル出場した塩越選手は「特別な試合だった。自分が警戒されているのも分かっていたし、相手の熱量もすごく高くて、ベレーザらしいサッカーができなかったことが悔しかった」と振り返る。

 日没後も気温は35度近くに達した猛暑の中、スタンドから熱い声援を送った板橋区在住の堀江志夢(じん)君(9歳)は、試合終了の笛と同時に両手で頭を抱え「惜しかった。絶対に勝ちたい試合だった」と涙をにじませた。

 次のホームゲームは9月6日、「味の素フィールド西が丘」で長野パルセイロ・レディースと対戦する。キックオフは18時。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース