
子どもたちの居場所づくりと食の支援を目的にキッチンカーを活用した「子ども食堂たんぽぽ」が9月12日、ケアタウン成増(板橋区成増4)に初めて出店する。メニューは、夏野菜のカレー、唐揚げ、ドリンク。限定50食。
同事業を運営するのは、高島平地域を中心に活動している「キッチンカーソレイユ」代表の高木智子さん。これまで地域活動を通じ、食を媒介とした居場所づくりに取り組んできた。移動式のキッチンカーで、おにぎりや豚汁、食品廃棄されるリンゴを使ったアップルパイなどを提供。マルシェや地域行事への出店など活動の幅を広げている。
子ども食堂への参加は、板橋区の社会福祉協議会から「板橋区内の51の学区の内、12校区内に子ども食堂がないので、キッチンカーで子ども食堂を始められないか」と声をかけられたのがきっかけ。現在は高島平地域を中心に、子ども食堂がない地域3カ所に出店している。
出店場所は、第3水曜日=あたごの杜高島平(高島平5)、第4水曜日=ピッツェリアモニカ(高島平9)、第2金曜日=ケアタウン成増(成増4)。子どもは無料、大人は500円。メニューはその日によって異なる。
高木さんは「今後もまだ開設されていない校区にも子ども食堂を増やす予定。おいしい食事を作って待っているので、子ども食堂のことを多くのお子さまや親御さんに知っていただけたら」と話す。