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高島平でダイバーシティーアート展 Tシャツ販売による被災地支援も

ワークショップ参加者と制作した作品12点を展示

ワークショップ参加者と制作した作品12点を展示

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 都営三田線・高島平駅(板橋区高島平8)構内で開催中の「メリーカラフルクリスマス」展が12月15日に一時閉幕し、16日から赤塚公園サービスセンター(板橋区高島平3)に会場を移して展示を再開する。

高島平駅構内での展示の様子

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 同展は板橋区在住の猫沢八郎(ねこざわ・はちろう)さんが企画したもので、高島平駅構内での展示は今年8月に実施した「猫八(ねこはち)大水族館」に次いで2回目。今回の展示作品12点は「猫八大水族館」同様、猫沢さんが今年11月にコミュニティースペース「Timespot(タイムスポット)」(板橋区高島平)で行ったワークショップ「クレヨンナイト」で参加者と制作した。

 猫沢さんは絵画制作にとどまらず、雑貨制作やテキスタイル、短編アニメ、電子書籍出版も手掛け、「あらゆるものをキャンバスに。あらゆるものがキャンバスに。自由気まま思うがまま色を塗り線を描く」自身の作風から「白線(はくせん)画家」を自称する。新宿区障害者福祉協会との共同企画「ダイバーシティウォールパズルアート」プロジェクト講師や、板橋区の通所介護施設「デイサロン凛」で高齢者向けの脳トレワーク講師を務めるなど、活動は多岐にわたる。

 「ダイバーシティウォールパズルアート」プロジェクトは猫沢さん発案による「猫八スタイル」と呼ばれる作業工程をワークショップ形式で行うもので、今回の「メリーカラフルクリスマス」も同じ手法で行われた。画材はクレヨンのほか、筆圧の弱い高齢者や障がい者向けにキットパスや絵の具を使うこともあるという。

 猫沢さんによれば、「水族館をテーマにした『猫八大水族館』はこれまで5回、毎年8月に新宿区で行っていたものを、今年は高島平でも行った。クリスマスをテーマにした展示は高島平駅が初めて。誰でも参加でき、誰もがアーティストになって、すてきな作品制作に携わることができるこのダイバーシティウォールパズルアートを各地に広げていきたい」と話す。

 今回の「メリーカラフルクリスマス」展を含む「ダイバーシティウォールパズルアート」作品を使ったチャリティーTシャツ(1,680円~)15点のインターネット販売も12月10日から始まり、MCS(東京都台東区)が運営する「デザインTシャツマーケット ホイミ」のサービスを通じて、被災地支援に売り上げの全額を寄付するという。

 赤塚公園サービスセンターの開場時間は8時30分~17時30分(16日は12時~、最終日は16時まで)。入場無料。今月30日まで。

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