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板橋区と東京家政大学のコラボ企画「MOTENASHIプロジェクト」始動

区職員と学生が一緒になって、板橋区の魅力について真剣に考える場に。

区職員と学生が一緒になって、板橋区の魅力について真剣に考える場に。

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 板橋区で、オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた人材育成の一環として、区職員と大学生、留学生が一緒に板橋の魅力を再発見する取り組み「MOTENASHIプロジェクト」が始まった。

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 同プロジェクトは、2016年度から区が実施している職員の意識・能力向上を図る取り組みの一つ。区では、この過程を通じて、区の職員を「国際性・創造性・連携力を備え、立場の異なる人と共に、魅力や未来を創造する力に秀でた職員」である「共創マイスター」として育成したいとしている。

 学生は、「板橋区と東京家政大学・東京家政大学短期大学部との連携に関する基本協定」に基づいた連携事業として、東京家政大学(板橋区加賀1)の学生を中心に、近隣の留学生などが参加。

 プロジェクトでは、「板橋の魅力再発見」をテーマに全10回のワークショップを行い、フィールドワークなどを通じて「地域の魅力をみつける」という一つの目標に向かって区職員、大学生、外国人が連携して取り組んでいく。

 9月14日に行われた初回のワークショップでは、オリエンテーションとして、簡単な自己紹介の後、ワークショップの柱となる共創型コミュニケーション技術について学び、対話や自己分析をしながら活発なやりとりが行われた。

 最初は緊張した様子だった参加者も、グループを入れ替えるなどしながら多くの人とやりとりしていくうちに打ち解け、後半は笑い声も聞こえるなど、楽しい雰囲気での開催となった。

 「社会人と一緒にやるということで緊張したが、学校周辺のことや、知らないことも聞けて楽しかった。地域活動に生かしながら、学生生活も楽しめそう」(学生参加者)、「板橋区に勤めていても、自分の業務以外は地域のことを知らないんだと改めて実感した。地域の人と交流する機会もなかなかないので、この機会を生かして地域の声を聞いていきたい」(区職員)など、それぞれの立場から、活動への期待の声が上がった。

 ワークショップの成果は、SNSなども活用しながら広くフィードバックし、板橋区くらしと観光課などでも活用していく予定になっている。

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