自分たちの暮らす板橋区を盛り上げたいと区内に店を構える女性たちが「こちら板橋べっぴん隊」を結成し、3月から活動している。
板橋区が今年度開催した飲食店関係者向けのセミナーで知り合い意気投合した女性6人で、セミナー終了と同時に活動に向けて話が始まった。グループ名は、板橋区が認定している「板橋のいっぴん」と響きが似ていて親しみがあること、「特別にいい品物」の意味を持つ別品と、メンバー構成が女性のみのため別嬪(べっぴん)とも語呂が合うことで決めたという。
べっぴん隊では特にリーダーは決めていないというが、メンバーから一目置かれているのがチラシ制作などを担当した坂井善三商店の坂井祐江(さちえ)さん。「セミナーは女性がそれほど多くなかったが、みんな目がキラキラしていて何かやってみたいという声が誰ともなく出た」と振り返る。
今回のチラシ配布と同時にべっぴんシールラリーも始めた。べっぴん隊の店を巡って店ごとに1文字ずつの「べっぴんシール」を貼っていくと、最後にキーワードが分かる仕組み。「参加店は桜の花びらをあしらった桜の小径が目印。べっぴんシールは買い物をしなくても貼るので気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。
まずは坂井善三商店(中板橋)、カフェ8月のライオン(大山東町)、木下製餡(幸町)、米のいそかわ(前野町2)、さけの吉徳屋(前野町2)、ヒグベーグル&カフェ(宮本町)の6店舗で始まったが、「今後は飲食店に限らず活動趣旨に賛同する区内の女性経営者とつながっていけたら」と坂井さん。すでに加入についての相談を受けるなど、活動の輪は広がりを見せている。
べっぴんシールラリーの応募締め切りは4月15日。