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600枚の写真アルバム「板橋区の昭和」、限定数で発行へ

昭和30年代の東武東上線成増駅改札(いき出版「板橋区の昭和」掲載写真)

昭和30年代の東武東上線成増駅改札(いき出版「板橋区の昭和」掲載写真)

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 個人所蔵のオリジナル写真約600点を集めた写真アルバム「板橋区の昭和」が1月31日、限定2000部で発行される。

昭和37年の大山駅前

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 「23区の昭和」をテーマに5年前から発売されている写真アルバムシリーズで、2015年に「練馬区の昭和」を発売した際、読者や書店だけでなく、執筆者や写真提供者などから板橋区のアルバム発刊を希望する声が強かったため、今回の発行につながった。

 実際に板橋区を回って取材したという担当者は「街道沿いの宿場で古くからの歴史が有り、都内有数の『ものづくりの街』。23区で初めて区立美術館ができるなど文化振興も盛んだが、その魅力があまり知られていないように感じた」と振り返る。

 取材を進めるうちに板橋区へのイメージにも変化が現れたそうで、「『練馬といえば大根』というような『板橋といえば〇〇』といった強いイメージが何も無かったが、実際に区内を巡って取材をする中で見えてきたものがあった。身近に感じたものとしては、国産一眼レフの発祥の地であること、カレー粉のエスビー食品がかつて本社を置いていたこと、蒙古タンメンの本店があること…そうやって、だんだんと〇〇の部分が埋まっていった。その数は他の区に比べて少ないわけではないと思うようになった」と話す。

 約600点の写真は区民などが個人所有していたもので、地元に詳しい専門家などが解説を付ける。地元住民はもちろん、昭和の時代を生きた人にとっては当時の思い出が鮮明によみがえるような、日常の何気ない風景を切り取った写真が多い。住民目線だからこその景色のリアルさが感じられる。

価格は9,990円。限定2000部で増刷の予定はない。現在、区内の取り扱い書店で予約を受け付けている。

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